成年年齢引き下げによる実生活での影響(第1回)

成年者が行える法律行為

2022年4月より、法律が改正され、成年年齢が20歳から18歳へと変わりました。

この改正によって既に成年に達した方や、これから18歳になる方にとって、今回の法改正はどのような影響があるのでしょうか。

今回は、成年者になるとどのようなことが保護者の同意などがなくても一人で出来るようになるのか、実際の生活においていくつか取り

上げてみたいと思います。

まず、成年者であれば、自分の判断だけで広く法律行為を行えるという点は非常に影響が大きいでしょう。

(法律行為とは、法律上の権利や義務を発生させる行為のことをいいます)。

この法律行為の代表的なものは『契約』です。

成年者であれば、あらゆる場面において他者との間で有効に『契約』を結べるのです。